・第7回目岡山地域セミナーの現地見学会を、地質巡検として行いました。参加者は一般の方を含めて総勢18名でした。
・現地見学会の内容に関する質問や、感想等は下段伝言板に投稿できます。
2022年度 第7回岡山地域セミナー 現地見学会・地質巡検概説
「花崗岩の岩石、節理、風化と地形形成」鈴木茂之先生(岡山大学)

岡山県には多種多様な各地質年代の地層が多く分布していますが、その中でも県南域に広く分布する広域併入岩盤である花崗岩類は中生代後期白亜紀の火成深成岩です。右図に示すように県南域西部海浜部の寄島干拓地南端にある浅口市三ツ山(三郎島)が今回の見学地です。
県内では「万成花崗岩」とも呼ばれたりしますが、概して鉱物粒子が粗く風化が進むと粒状化して、古くからマサ土として利用されてきました。(右図は「岡山の地学」山陽新聞社からの引用です)

集合場所は寄島干拓地南端の浅口市三ツ山スポーツ公園駐車場、現地では参加者全員で集合写真を撮り、右図の左西側の海岸沿いから南東側の岸辺の露岩を順次見学しました。
当地区の典型的な花崗岩中の節理・亀裂沿いに石英脈やペグマタイト(巨晶花崗岩)が貫入・侵入しており、地下深部での花崗岩生成時の複雑な課程を垣間見ることができます。
現地における集合写真、見学状況、地質状況、等々は下段のとおりです。サムネール画像クリックで拡大表示されます。

伝 言 板 ( 報告会・講演会に対する感想・質問等を自由に投稿して下さい! )
2025/03/31 06:36
2024/12/02 09:44
2024/07/17 11:26
2024/05/16 00:18
2024/05/09 06:57
2023/05/25 10:06 小林
花崗岩は主に黒雲母、斜長石、カリ長石、石英等からなりますが、地下深部でゆっくり冷えて結晶が大きく等粒状に成長します。ある程度固まり掛けた状態で何らかの応力を受けて亀裂を生じ、その隙間に石英分を多く含む高温熱水が貫入侵入したのではないでしょうか。
花崗岩は主に黒雲母、斜長石、カリ長石、石英等からなりますが、地下深部でゆっくり冷えて結晶が大きく等粒状に成長します。ある程度固まり掛けた状態で何らかの応力を受けて亀裂を生じ、その隙間に石英分を多く含む高温熱水が貫入侵入したのではないでしょうか。