公益社団法人 地盤工学会 中国支部
岡山地域セミナー

・新年度体制を整えて第2回目のセミナーを、リモート開催で行いました。参加者は全31名でした。

・西垣先生の開会挨拶の後、小林幹事長の2021年度・令和3年度の活動概要報告、各WGの代表者等によるこれまでの報告と今年度の計画についての説明がありました。その後古宮一典様の「地すべりの調査から設計に係わる業務内容の紹介」と題する講演がありました。それらの概要は下記のとおりです。

報告会・講演内容に関する感想や、質問等は下段伝言板に投稿できます。セミナー参加者以外の方も自由にどうぞ!


2022年度 第2回岡山地域セミナー 活動報告概説

河川堤防・耐震WG、西村副座長



・宇宙線素粒子ミューオンを利用した実験装置やその課題

ミューオン探査での事例をあげ、昨年度の実験での課題や2022年度の実験計画の説明をされました。右図は説明用資料の抜粋です。



斜面・岩盤WG、鈴木WG長

・活動状況とグループメンバーの説明

活動そのものはコロナ禍の影響もあり実施できていない。メンバーリストを確認して再起動を予定しています。

防災教育WG、柏崎幹事


・過年度防災教育WG活動の紹介、今年度以降の活動計画

1昨年以降、2021年度は新型コロナ禍にあって活動はほとんどできなかった。今2022年度は、「岡山ばとん」とも協力して外部団体(玉島防災フェスタ)への活動を予定している。




情報発信WG、小林幹事長

・セミナー活動のホームページ(HP)による情報発信

活動計画に伴う行事案内と、主に受付事務を行ういわばインフラとしての仮設HPを作成し、事務局の後方支援を行うために連絡用のメーリングリストを構築している。基本的に2022年度もこれを継続する。

物理探査WG、小林幹事

・WG活動横断的なWG新設

「波動散乱の逆問題」を解いたとする解説番組をテレビで観たとする幹事小林が、講演会講師にその先生(木村健次郎、神戸大学)を提案したことを機に、会員皆の知見全般の底上げを目的に、新たに物理探査WGを新設する運びとなりました。


2022年度 第2回岡山地域セミナー 講演会概説

「地すべりの調査から設計に係わる業務内容の紹介」古宮一典様 応用地質株式会社

サブタイトルには、「事前調査~対策工比較検討」とあります。やや規模は小さいものの岡山県内にある崩壊性の地すべり地での、調査、設計、施工に至る過程の紹介がありました。

講演では、基盤岩は板状で異方性のある泥質片岩であること、ボーリングではすべり面と想定される脆弱部での乱さないコア試料採取、すべり面特定における地中変位観測ではコアとの一致性、加えて降水量との応答性の良さ、等々から調査精度の高さがうかがえました。

そうした調査結果を踏まえて、なお事前の安全率を0.95として土質乗数c、φを逆算決定し、効果的なアンカー工と水平水抜き工を施工したとのこと。




※なお講師の古宮一典様から公開用の講演資料を送付頂きました。貴重な資料ですので、PDFに各種制限を設定しておりますが、ご理解頂きますようお願い致します。



伝 言 板 ( 報告会・講演会に対する感想・質問等を自由に投稿して下さい! )

2024/10/23  19:01   

2024/09/10  20:23   

2024/08/30  23:25   

2024/07/04  08:57   

2024/06/15  13:05   

2024/05/06  22:14   

2024/04/18  04:53   

2022/06/02  12:26   小林
講演用の資料を送付頂きましたので、制限付きですが公開しました。

2022/05/29  00:20   小林
講師の古宮様から公開可能な資料を入手できた段階で、画面を差し替え更新致します。

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